この記事では
ノリ打ちの意味
ノリ打ちのメリットやデメリット
ノリ打ちの計算方法
ノリ打ちの注意点
ノリ打ちのトラブルや対処
についてまとめています。
こんな方におすすめ
- ・ノリ打ちの収支をどうしたら良いかがわからない
- ・ノリ打ちしてみたいけど揉めたりしそうか心配
- ・起こりうるトラブルを事前に知っておきたい
- ・揉めてしまった時にどうすればいいかを知りたい
- ・ノリ打ちに誘われたけどどうすればいいかわからない
このような悩みも当記事を読む事で解決出来ます(筆者自身が20人以上とノリ打ちした経験があり、知り合いのノリ打ちの揉め事を何度も聞いた話を参考に記事を作成しています)
ノリ打ちの意味とは?
ノリ打ちとはパチンコやパチスロを打つ時に2人以上の人数で投資金額(使った金額)を共有(シェア)して最終的な収支も分配する方法の事を指します。
ノリ打ちの語源は「話に乗っかる」「上手い話に乗る」というようなところから来ているようですが実際のところは不明です。
ノリ打ちの打ちの部分を省いて「ノリでやる?」と言ったりもします。
2人でノリ打ちをする事を2ノリと言ったり3人でノリ打ちする事を3ノリと言ったり「参加人数+ノリ」と言ったりもします。
ノリ打ちのメリット
ここからはノリ打ちのメリットやデメリットに関して解説していきます。
メリット1:収支の安定
1つ目のメリットは収支の安定です。
このメリットがあるからこそノリ打ちをする人が多いですね!
パチンコもパチスロも期待値がある台を打っても負ける事は多々あります。しかし数をこなす(パチンコなら回転数、設定狙いならゲーム数、ハイエナなら打った数)事によって期待値に対する実収支は収束していきます。
一人で打つよりも複数人で打った方が数多くこなせますので安定するわけですね。
極端な例ですがミリオンゴッド神々の凱旋の天井期待値2500円の台を1台打つと仮定した時に1人だと30,000円以上負ける事がありますが1000人で打つと超下振れしても平均で900円以上勝てます。下記の動画リンクからシミュレートデータが見れます。
ですので大負けの回避が出来るわけですね。
計算方法(後述)にもよりますが最終収支を平均化しますので大きな負けの可能性は減らせます。
もちろん大勝ちの可能性は低くなりますが収支が安定するのでメンタル的にも安定します。
メリット2:情報共有
2つ目のメリットは情報の共有です。
- パチンコでは台の良し悪し
- パチスロでは他の台の設定状況
- ハイエナでは空きそうな台
など得れた情報が多ければ多いほど有利に立ち回る事が出来ます。
一人より複数人の方が得れる情報は多くなるので有利に立ち回れます。
メリット3:立ち回りの安定
3つ目は立ち回りの安定です。
事前の取り決めによるのですが基本的には全員の合意で台を打つかやめるかの判断をする事になります。
ですので設定狙いで根拠のない台を打ったり高設定の期待度が薄くなった台をダラダラ打ったりする事が少なくなります。
よりシビアな立ち回りになりやすいという事です。またレベル差があった時や知らなかった知識を共有する事により立ち回りの向上にもなります。
メリット4:高設定のツモ率があがる
1日単位で言えば高設定のツモ率はもちろんあがってきます。
2台あるどちらかに設定6が入るとわかっていれば2人で打つ事により確実にツモれるというわけです。
この考えのみだと1人あたりのツモ率という意味ではかわりませんが1日のツモ率は上がるのでこれも収支が安定する理由となります。
メリット5:換金ギャップが受けにくい
交換率や1日の再プレイ数は地域やホールによって異なります。
等価の地域や再プレイ無制限のホールの場合は関係ありませんが1日の再プレイ上限が500枚(2500発)などのホールだと換金ギャップによる損失が発生します。
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500枚(2500発)制限の店なら2人でノリ打ちする場合は1000枚(5000発)使えるので損失を受けにくくなります。
メリット5:モチベーションの維持
負けが続いたり大きな負けがあったり良い台を打てない期間が長くなるとモチベーションが保てなくなったり低くなったりする事もあります。
そんな時にノリ打ちをしていれば喜びやで話す事でモチベーションを保てたりモチベーションが上がったりするのでメリットになってきます。
ノリ打ちのデメリット
デメリット1:打ち手同士のトラブル
回避したいのがこの打ち手同士のトラブルで
大きく分類すると
- 金銭のトラブル
- 意見の食い違い
- レベル差によるトラブル
この3つが挙げられます。
具体的なトラブル内容や解決法、事前に防ぐ方法などは後述します。
デメリット2:ホールや常連さんからの目線
2人でノリ打ちしてる分には、まだましですが3人4人と人数が多くホール内などで話をしてるとホールや常連さんから注目を浴びてしまいます。
ホールによってはグループ打ち(3人以上としてるホールが多い)や出玉共有を禁止にしてる場合もあるので注意が必要です。
ノリ打ちの計算方法
ここからは実際のノリ打ちの計算のやり方を紹介します
完全平等制(推奨)
これは文字通り勝ち分も負け分も完全に平等するやり方です。完全な平等なので出した方が収支が良くなるなどありません。
計算方法
全員の合計収支÷人数=1人あたりの収支
計算例1
例)2人でノリ打ち
Aさん収支:-8,000円
Bさん収支:+38,000円
2人の合計収支は+30,000円(-8,000+38,000=30,000)
2人の収支なので2で割って1人あたり+15,000円となります(30,000÷2=15,000)
計算例2
例)2人でノリ打ち
Aさん収支:-8,000円
Bさん収支:-2,000円
2人の合計収支は-10,000円(-8,000-2,000=-10,000)
2人の収支なので2で割って1人あたり-5,000円となります(-10,000÷2 = -5,000)
この計算については換金率、再プレイや貯玉など対応したツールがありますのでご活用ください。
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プラス分配制
これは勝ち分のみを分配する方法です。趣味打ちなどならいいですが勝ちに拘る場合は向いてません。
計算方法
勝ち分の合計収支÷人数+負け金額=その人の収支
計算例3
例)2人でノリ打ち
Aさん収支:-8,000円
Bさん収支:+38,000円
勝ちはBさんのみなので勝ち分の合計は38,000円
これを人数の2で割ると19,000円(38,000÷2=19,000)
・Aさん最終収支
Aさんは負けてるので負け分を足します。
19,000-8,000=+11,000
・Bさん最終収支
Bさんは勝っているのでそのままです。
+19,000
計算例4
例)2人でノリ打ち
Aさん収支:-8,000円
Bさん収支:-2,000円
どちらとも負けているので計算の必要はありません。
マイナス補填制
負け分をなくすという考えの方法です。負けの補填金額は全額の場合や一定の金額まで補填する(1万負けまで補填するなど)など取り決めによって異なります。この方法も勝ちに拘る場合は向いてません。
計算例5
例)2人でノリ打ち
Aさん収支:-8,000円
Bさん収支:+38,000円
Aさんの収支をBさんが補填しますのでAさんはプラマイ0です。Bさんは補填してるので+30,000円です(38,000-8,000=30,000)
計算例6
例)2人でノリ打ち
Aさん収支:-8,000円
Bさん収支:+4,000円
Aさん最終収支
Aさんの収支をBさんが補填しますが補填しきれません。ギリギリまで補填します。
-4,000円(-8,000+4,000)
Bさん最終収支
補填したのでプラマイ0です。
ノリ打ち前の注意点
ノリ打ちのメリットやデメリット、計算方法をお伝えしましたが大前提の注意点をお伝えします。それは
『ルールを出来るだけ明確化しておく事』
です。後述するトラブルを防ぐ為にも実際にノリ打ちをする前に話し合ってルールを明確化しておきましょう。
- 収支の計算方法
- 台の選択
- やめるか続けるかの押し引きの判断
- 打つか打たないかのボーダー
- 休憩時間
- 報告の範囲
トラブルを最小限にする為に事前にルールを決めておきましょう。
ノリ打ちのトラブルと対処方法
ここからはノリ打ちで起こりうるトラブルと対処方法を解説していきます。基本的には事前にルールを決めておくことが重要です。
また当日の話し合いで解決しない場合は一歩引いて今後その人とノリ打ちをしないというのも一つの手です。
1.分け前のトラブル
事前の取り決めで収支は完全平等制にしたのにも関わらず
「俺が10万勝ちでお前が5万負け。俺がフリーズ引いたおかげで勝てたんだから分け前を1万くれ」
このようなケースです。事前に金額の差が一定以上になったら分け前を増やすというルールにしてれば良いのですが後から言ったりすると揉める原因になります。
対処法
事前にしっかりとルールを決める(今回のケースの場合どっちがどれだけ出しても完全に平等にすると決めておく)
2.投資や収支を誤魔化すなどの金銭トラブル
- 実際の投資より多く申告する
- 実際の回収より少なく申告する
- 途中で出玉を持ち逃げしてバックれる
- 出玉を途中で少し交換する
- 計算を間違える
単純に自分だけ得しようとする事です。ここは信用問題ですね。
対処法
互いが互いに1台ごとに収支をしっかり確認しておく(やりすぎかもしれませんが写真を撮ったりするのも1つの手です)
そもそも信用出来る相手としかノリ打ちしない
3.立ち回りの意見の食い違いによるトラブル
主に設定狙いにおいて起こりうるトラブルです。
Aさんは打ち続けたい
Bさんはやめたい
様々な意見や考えがあるので意見が割れる事があります。この時にどちらも意見を引く事が出来ず揉めてしまうというケースです。
打ち手のレベルの差があればあるほど意見が割れるケースが多いです。
対処法
意見が割れた時にどちらの意見を優先するか決めておく(この日はAさんが決めるなど)もしくはどちらかがやめたい場合はやめると決めておく
4.レベル差によるトラブル
目押しが下手すぎたり、知識がなくて期待値がある台を見逃したりなどノリ打ちした同士にレベル差がある場合はトラブルとなる原因になります。
もちろん完璧な人はいませんので個人個人で得意・不得意な部分はあると思いますが全てに差があるとトラブルになりやすいです。
対処法
事前の話などで互いのレベルを確認しておく。あまりにもレベル差がありそうな場合はノリ打ちをそもそもしない
ノリ打ちまとめ
いかがでしたでしょうか。メリットもありますがトラブルになる事もあるので必ず事前のルール決めをしっかりと行いましょう!
また互いが互いに一歩引く姿勢と信用する事が大事になってきますね!